警備員の制服のニオイ対策5選|洗濯方法と夏場の管理ポイント

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「毎日洗濯しているのに、現場で汗をかくと制服からニオイが戻ってくる」「契約先や利用者に不快な印象を与えていないか心配になる」。そのような悩みを抱えたことはないでしょうか。
酸素系漂白剤「オキシクリーン」を展開する株式会社グラフィコが2026年に実施した「梅雨・初夏のニオイに関する意識調査」では、洗濯したはずの衣類から外出中や仕事中に自分の服から不快なニオイを感じた経験がある人は74.5%に上りました。

警備員は夏場に汗をかく機会も多く、制服の洗濯・乾燥・保管方法を見直すことがニオイ対策では重要です。
この記事では、制服が臭う原因や家庭で実践しやすい洗濯方法に加え、警備会社として取り組みたい制服管理のポイントを解説します。

なぜ今、警備員の制服ニオイ対策が重要なのか

警備員は屋外で長時間勤務する機会もあり、交通誘導警備や雑踏警備では、制服の上から反射ベストなどの装備を身に着けて活動する場合があります。特に気温や湿度が高い時期は汗をかきやすく、制服に汗や皮脂汚れが残ることでニオイが気になることがあります。

制服の状態は、本人の身だしなみだけの問題ではありません。施設警備では受付や出入口で利用者と接する機会があり、交通誘導警備では通行人や近隣住民、工事関係者と会話を交わす場面があります。そのため、制服の清潔感は警備員や警備会社の印象を構成する要素の一つです。

また、近年は夏場の暑熱対策の重要性も高まっています。厚生労働省は、職場での熱中症予防対策として、WBGT(暑さ指数)の把握・活用や作業時間・休憩方法の管理、通気性・透湿性の良い服装の着用などを示しています。

こうした暑熱対策とは別に、夏場は汗で制服が濡れやすいため、洗濯や乾燥、着替えなどを通じて清潔で着用しやすい状態を保つことも、日常の制服管理では意識したいポイントです。

さらに、夜勤や連勤など勤務状況によっては、洗濯や乾燥の時間を十分に確保しにくい場合もあります。汗や皮脂汚れが衣類に残った状態が続けば、ニオイが発生しやすくなるため、洗い方だけでなく、勤務後の保管や乾燥方法まで含めて見直すことが重要です。

制服のニオイは本人が気付きにくく、周囲も指摘しづらい場合があります。個人の身だしなみだけに任せるのではなく、働きやすい職場づくりの一環として、会社全体で制服管理を考えることが求められます。

制服を洗っても臭うのはなぜ?皮脂汚れや雑菌が関係

「汗をたくさんかくから制服が臭う」と考えがちですが、衣類のニオイには、汗や皮脂などの汚れと、衣類に残った雑菌が関係しています。
汗や皮脂などの汚れが繊維に残ると、雑菌がそれらを分解する過程でニオイの原因となる物質が発生します。そのため、洗濯で汚れを十分に落としきれなかった場合、着用して汗をかいたときなどに再びニオイを感じることがあります。
特に気温や湿度が高い時期は、衣類が乾きにくく、湿った状態が続きやすくなります。警備現場でも、次のような状況では制服にニオイが残りやすくなるため注意が必要です。

  • 雨天勤務後などに制服を湿ったまま放置している
  • 夜勤明けなどで洗濯まで時間が空いている
  • 脱いだ制服を洗濯機の中に長時間入れている
  • 洗濯後、十分に乾かないまま着用している

勤務後すぐに洗濯できない場合は、湿った制服を洗濯機やバッグの中に入れたままにせず、風通しのよい洗濯カゴなどで保管することがポイントです。洗濯後も十分に乾燥させ、湿気が残った状態で着用・収納しないようにしましょう。

制服のニオイは周囲も指摘しにくい

制服のニオイは、自分では気付きにくい一方、周囲が気付いても本人には伝えにくい問題です。

出典|オキシクリーン調べ「『梅雨・初夏のニオイ』に関する意識調査」/株式会社グラフィコオキシクリーンブランドサイト

オキシクリーン(株式会社グラフィコ)が実施した調査では、梅雨・初夏に他人のニオイが気になった経験がある人は81.7%でした。ニオイが気になった場面では「職場・オフィス」が50.3%と最も多く、「電車・バス・満員電車」の46.5%を上回っています。

出典|オキシクリーン調べ「『梅雨・初夏のニオイ』に関する意識調査」/株式会社グラフィコオキシクリーンブランドサイト

また、他人のニオイが気になった際の対応では、「気になったが言い出せなかった・言わなかった」が44.5%で最多でした。年代別では、女性50代、男性40代、女性40代の順にこの回答の割合が高く、40~50代で指摘しにくい傾向がみられています。
また、梅雨・初夏に「気になるニオイがある」と回答した人のうち、約6割がニオイによって仕事に何らかの影響を感じていました。「相手のニオイが気になり集中力が削がれる」「距離を置いてコミュニケーションが減少した」といった回答もみられました。

この調査は警備員を対象としたものではありませんが、複数人で勤務する警備現場でも、ニオイを本人だけの問題として扱わないことは重要です。
例えば、夏場の制服管理について朝礼や社内で周知したり、勤務後の洗濯・乾燥・保管方法を共有したりすれば、特定の隊員を個別に指摘せず、職場全体で衛生管理に取り組めます。

制服のニオイは本人への伝え方が難しい問題だからこそ、個人任せにせず、会社として管理方法を共有しておくことが大切です。

警備員の制服のニオイ対策5選

制服のニオイ対策では、汚れを残さないことに加え、濡れた状態で長時間放置しないことがポイントです。制服の素材や加工によって適した方法は異なるため、洗濯表示や制服メーカーの案内を確認したうえで、日々の管理方法を見直しましょう。

1.洗濯機を制服の保管場所にしない

勤務後の制服を、洗濯するまで洗濯機の中に入れたままにするのは避けましょう。
汗や雨などで湿った衣類を長時間放置すると、雑菌が繁殖してニオイが強くなることがあります。できるだけ早く洗濯し、すぐに洗えない場合は、風通しのよい洗濯カゴなどで保管して湿気がこもらないようにします。

2.制服は裏返して洗う

制服の内側には、肌から出た汗や皮脂などの汚れが付着します。衣類によっては、裏返して洗うことで内側の汚れに洗剤や水流が届きやすくなります。
ただし、制服の素材や付属品によって洗い方は異なります。洗濯表示を確認し、ボタンやファスナー、反射材などにも注意して適切な方法で洗いましょう。
なお、泥汚れが付いた場合は、泥の状態や素材に合った前処理をしてから洗濯します。

3.ニオイが気になる場合は酸素系漂白剤も選択肢

通常の洗濯だけではニオイや汚れが気になる場合は、洗濯表示を確認したうえで酸素系漂白剤を利用する方法もあります。
酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプがあります。同じ酸素系漂白剤でも成分や使用できる素材が異なるため、「粉末だから強い」「液体ならどの制服にも使える」と一律に考えず、製品の表示に従うことが重要です。粉末タイプの酸素系漂白剤には、毛や絹など使用できない素材があります。また、金属製の付属品がある衣類など、使用に注意が必要な場合もあります。漬け置きをする場合も、使用量、水温、時間などは漂白剤の製品表示に従いましょう。

4.雨天勤務後は濡れた制服を放置しない

雨天勤務などで制服が濡れた場合は、湿ったままバッグや洗濯機の中に長時間放置しないようにします。
可能であれば早めに洗濯し、すぐに洗えない場合は、湿気がこもらない状態で保管しましょう。
洗濯した制服も濡れたまま放置せず、洗濯後は速やかに干して十分に乾燥させます。乾燥機を使用できるかどうかを含め、洗濯表示に従ってください。

5.ファン付き作業服や反射ベストも適切に手入れする

制服だけでなく、勤務時に身に着けるファン付き作業服や反射ベストにも汗や汚れが付着します。
ただし、こうした装備品は製品によって手入れ方法が異なります。ファン付き作業服では、ファンやバッテリーなどを取り外してから洗濯する製品もあります。
反射材についても、洗濯方法によって性能や耐久性に影響する可能性があります。取扱説明書やメーカーの案内を確認し、それぞれの製品に合った方法で手入れしましょう。

※制服や装備品の素材・加工方法によって適した洗濯方法は異なります。実際の洗濯・手入れでは、洗濯表示、取扱説明書、制服・装備品メーカーの案内を確認してください。管理では、制服メーカーや洗濯表示を確認してください。

警備会社として取り組みたい制服管理と衛生管理

制服のニオイ対策を、隊員一人ひとりの洗濯だけに任せるのではなく、会社として管理方法を整理することも重要です。
例えば、夏場に汗をかいた制服を翌日も着用しなければならない状況を避けるには、貸与枚数や着替えの運用を確認する必要があります。雨天勤務後の保管方法や、ファン付き作業服・反射ベストの手入れ方法についても、会社から案内しておけば隊員ごとの管理方法のばらつきを抑えられます。
また、制服は長期間使用するなかで、生地の傷みや変色、反射材の劣化などが生じることがあります。洗濯方法だけでなく、定期的な状態確認や交換方法まで含めて管理することが大切です。

厚生労働省は職場の熱中症防止について、WBGT値を把握・評価したうえで、作業環境管理や作業管理などからリスクに応じた対策を選択することを示しています。
制服の衛生管理そのものを熱中症対策と位置付けるのではなく、暑熱対策を適切に実施したうえで、汗をかきやすい夏場の制服を清潔で着用しやすい状態に保つという視点で管理するとよいでしょう。

制服管理チェックリスト

制服管理を見直す際は、次のような項目を確認できます。

□ 夏季に必要な制服の貸与枚数を確保できているか
□ 汗をかいた場合に着替えられる運用になっているか
□ 制服や反射ベストの手入れ方法を隊員に共有しているか
□ 雨天勤務後の洗濯・保管方法を案内しているか
□ ファン付き作業服の正しい手入れ方法を共有しているか
□ 制服や反射材の劣化を定期的に確認しているか
□ 制服の交換方法や基準を整理しているか

特定の隊員にニオイを指摘するだけではなく、制服管理のルールを全員に共有しておくことで、個人に負担を集中させずに衛生管理へ取り組みやすくなります。

まとめ

警備員の制服のニオイには、衣類に残った汗や皮脂などの汚れと雑菌が関係しています。ニオイを抑えるには、洗い方だけでなく、勤務後の保管や洗濯後の乾燥まで含めて見直すことがポイントです。

今回紹介した対策は、次の5つです。

  • 洗濯機を制服の保管場所にしない
  • 制服の素材や表示を確認しながら裏返して洗う
  • 必要に応じて酸素系漂白剤を適切に利用する
  • 濡れた制服を長時間放置しない
  • ファン付き作業服や反射ベストも適切に手入れする

また、会社側では制服の貸与枚数や着替えの運用、手入れ方法の周知、劣化した制服の交換方法などを確認しておくことも大切です。

制服のニオイを個人の身だしなみだけの問題として扱うのではなく、隊員が清潔な制服で勤務できる環境を整えるという視点から、日々の制服管理を見直してみてはいかがでしょうか。身が気持ちよく業務に取り組むためだけでなく、警備会社としての身だしなみや現場環境を整えることにもつながります。

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参考・出典

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