「警備の仕事」と聞いて、どんなことを想像しますか?
「ただ立っているだけ」「工事現場で車を誘導する仕事」——もしそんなふうに思っているとしたら、それは少しもったいないかもしれません。
実は今、警備業界は大きな転換期を迎えています。
かつては「人の数で守る」仕事でしたが、現在はカメラやセンサーといったテクノロジーと、人にしかできない判断・対応を組み合わせた、社会インフラの一部としての役割が強まっています。
これから警備の仕事を考えている方にとって、この業界は「生活のための仕事」にとどまらず、経験と知識を積み上げて、長く安定して働ける選択肢になりつつあります。
- 警備の仕事はこれからどうなっていくのか
- なぜ将来性があると言われるのか
- 長く安心して働くために、どんな進み方があるのか
この記事では警備業界に興味を持ち始めた方にも分かるように整理します。
なぜ将来性が高いと言えるのか?
「この仕事を続けていて、将来は大丈夫なのかな?」という不安。まずはそれを解消するために、業界のリアルな今の姿を見ていきましょう。
社会を支える「なくならない仕事」
警備の仕事は、景気が良いときだけ必要になる仕事ではありません。
商業施設、病院、学校、駅、イベント会場——こうした場所では、安全が前提条件です。
警備員がいるからこそ、人は安心して集まり、施設は通常どおり運営できます。
そのため、警備の仕事は景気変動の影響を受けにくく、「なくなりにくい仕事」とされています。
人手不足=チャンスが広がっている
現在、警備業界全体では「経験を積んだ人材」が不足しています。
これは不安要素ではなく、これから入る人にとってはチャンスです。
- 資格取得支援
- 給与・手当の見直し
- 働き方や福利厚生の改善
会社側も上記に力を入れる動きが進んでいます。
機械やAIは「敵」ではない
最近はAIカメラやセンサーによる警備も増えています。
「機械に仕事を奪われるのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし実際には、
- 異常を見つける → 機械
- 現場を確認し、判断し、人を守る → 人
という役割分担が進んでいます。
最後に責任を持って対応するのは、必ず人です。
だからこそ、警備員の「判断力」「対応力」は以前より重視されています。
警備員として長く活躍するための「3つの進み方」

警備の仕事は、年齢や体力だけで続けるものではありません。
自分に合った進み方を選ぶことで、長く働くことができます。
①資格を武器にする「現場のプロ」ルート
警備には国家資格があり、取得すると活躍の場が広がります。
- 現場で欠かせない存在になる
- 資格手当がつく
- 配置される現場の幅が広がる
「体を動かす仕事が好き」「現場で頼られる存在になりたい」人に向いています。
② 経験を活かす「管理・リーダー」ルート
現場経験を積んだ後、
- 後輩指導
- 現場管理
- シフト・運営調整
などを担う道です。
現場を知っているからこそ、無理のない指示ができ、会社からも重宝されます。
③安全全体を考える「専門職」ルート
警備の知識をベースに、防災や施設管理などの分野へ広げていく道もあります。
「守る仕事」をより広い視点で捉えたい人に向いています。
これから求められる「自分だけの武器」の磨き方

デジタルを避けない
タブレットやアプリを使った報告、AIカメラの確認など、警備の現場もデジタル化が進んでいます。
「苦手だから触らない」より、「使えるようになった方が楽」と考える人の方が評価されやすくなっています。
「コミュニケーション」が最高の技術になる
警備の仕事では、
- 相手を不安にさせない声かけ
- 落ち着いた説明
- 周囲を安心させる立ち振る舞い
が非常に重要です。これは、経験を積めば誰でも身につけられるスキルです。
警備の仕事は、こんな人に向いている
- 人の役に立つ仕事がしたい
- 決められたルールを守るのが苦ではない
- コツコツ経験を積むのが得意
- 安定した仕事を長く続けたい
「派手さ」はありませんが、確実に社会を支える仕事です。
これから警備の道を歩むあなたへ
警備の仕事は、楽な仕事ではありません。
立ち仕事や屋外業務もありますし、気を遣う場面も多いでしょう。
それでも、あなたがそこに立っているからこそ、「何も起きない一日」が守られています。
警備業界は、真面目に取り組む人が報われやすい世界へと、少しずつ変わっています。
まずは一歩踏み出し、現場を知るところから始めてみてください。
警備NEXT(警備ネクスト)では、現場で役立つ知識や警備員の声をこれからも発信していきます。日々の勤務に少しでも役立ててもらえたら幸いです。