高齢警備員でも無理なく働ける!揃えておきたいおすすめグッズ

これいい!おすすめグッズ

警備の仕事では、60代・70代の隊員が多く活躍しています。交通誘導や施設警備の現場では、落ち着いた対応や経験を活かした判断が評価される場面も少なくありません。

一方で、
「立ち仕事がつらくなってきた」
「夏や冬の現場が不安」
「体力面で迷惑をかけないか心配」
といった悩みを感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし実際には、年齢よりも装備や環境の差が働きやすさを大きく左右します。
無理を我慢するのではなく、「負担を減らす道具」を上手に使うことで、長く安定して働き続けることが可能になります。

本記事では、高齢警備員が快適に安全に働くために役立つおすすめグッズを紹介します。

高齢警備員が“戦力になりにくい”と誤解される理由

高齢警備員が現場で十分な戦力として扱われにくくなる背景には、個々の能力や実績とは別に、配置判断や評価の過程で生じる「構造的な誤解」があります。ここでは、現場でよく見られる代表的な要因を整理します。

年齢を「体力リスク」として一括りにしてしまう判断

警備業務は立ち仕事が多く、特に交通誘導警備では、同じ場所に長時間立ち続ける場面も少なくありません。そのため配置を検討する際に、「体力的にきついのではないか」「夏場や冬場に体調を崩すリスクが高いのではないか」といった懸念が、高齢警備員に対して先行しやすくなります。

しかし、この判断は多くの場合、個々の警備員の状態や働き方を見た結果ではなく、「高齢=体力的に厳しい」という前提に基づいた一括評価になっています。実際には、装備や休憩設計が整っている現場では、高齢警備員が安定して業務を遂行している例も少なくありません。

つまり、問題なのは体力や暑さ寒さへの不安そのものではなく、環境条件を調整する前に、年齢だけでリスク判断が完結してしまっていることです。この判断構造が、高齢警備員を「戦力になりにくい存在」と誤解させる要因になっています。

経験や対応力が評価に反映されにくい構造

高齢警備員は、長年の現場経験を通じて、周囲の状況を読む力や、トラブルを未然に防ぐ対応力を身につけているケースが多くあります。しかし、こうした強みは数値化しにくく、配置表や業務区分の中では評価に反映されづらいのが実情です。

一方で、体力や年齢といった分かりやすい要素は判断材料として前面に出やすくなります。その結果、本来は現場の安定に貢献しているはずの経験値が見落とされ、「重要な役割を任せにくい人」という印象が先行してしまいます。

このような評価構造の偏りが、高齢警備員の実力を正しく伝えず、「戦力になりにくい」という誤解を固定化させています。

配置判断が「事故回避優先」で固定化してしまう

警備業務では安全確保が最優先されるため、管理側が慎重な判断を取ること自体は当然です。しかしその結果、「何かあったら困るから」「万が一のリスクを避けたいから」という理由で、高齢警備員を特定の現場から外す判断が常態化してしまうケースがあります。

こうした判断が積み重なると、高齢警備員は経験を活かせる現場に入る機会を失い、結果として実際の能力とは関係なく、「戦力になりにくい」という評価だけが先行する状態が生まれます。

高齢警備員を支える装備選びの基本的な考え方

“頑張らせる装備”ではなく“負担を減らす装備”

高齢警備員向けの装備というと、「特別扱い」や「配慮」といった印象を持たれがちですが、本質はそこではありません。重要なのは、無理を前提にしない環境をつくることです。

暑さを我慢させる、重い装備を使わせるといった状態では、どれだけ経験があっても本来の力を発揮できません。負担を減らす装備は、判断力や集中力を維持するための土台になります。

高齢警備員向け装備は「全体最適」につながる

高齢警備員のために導入した装備が、若手や中堅にも好評だったという例は少なくありません。軽い靴、操作しやすい無線、涼しい服装は、誰にとっても働きやすさを高めます。

その意味で、高齢警備員向け装備は、一部の人のためではなく、現場全体の安全性と安定性を底上げする施策と捉えることができます。

高齢警備員を戦力化するために揃えたいおすすめグッズ

空調服・冷却ベスト(熱中症対策・夏の必需品)

夏場の警備現場で最優先したいのが熱中症対策です。
高齢になると暑さを感じにくく、体調の変化に気づいたときには無理をしているケースもあります。

空調服のメリット

✔ 体の表面温度を下げやすい
✔ 汗の蒸発を助ける
✔ 体力の消耗を抑える

特に交通誘導や立哨業務では、消耗の差がそのまま集中力の差になります。

防寒インナー・電熱ベスト(冬対策)

冬場の冷えは、体力消耗・判断力低下・筋肉の硬直を招きます。

有効な対策

✔ 防寒インナー
✔ 電熱ベスト
✔ 防風対策

寒さの我慢は事故リスクを上げます。

軽量でクッション性の高い安全靴

警備員は一日の大半を立って過ごすため、靴の影響は想像以上に大きいものです。
軽量でクッション性の高い安全靴に変えることで、足腰への負担が大きく軽減されます。

見直したいポイント

✔ 軽さ
✔ クッション性
✔ サイズの適合

「支給されたからそのまま」ではなく、足に合っているか?長時間立っても痛くならないか?を確認してください。足腰の疲労は、腰痛・膝痛・集中力低下につながります。

高視認性ベスト・反射材付き装備

夕方や夜間の現場では、視認性の高さが事故防止に直結します。
反射材付き装備は、警備員自身の注意負担を減らし、周囲からの認識を高めます。

✔ 車両から見えやすい
✔ 接触事故リスク低減
✔ 自分の神経負担が減る

「見えているだろう」ではなく、確実に見える状態を作ることが安全につながります。

腰・膝サポーターなど身体補助装備

腰痛や膝痛は、高齢警備員が現場を離れる大きな要因の一つです。サポーターは治療目的ではありませんが、負担を軽減し、業務を継続しやすくします。

サポーターの役割

✔ 姿勢を安定させる
✔ 関節のブレを抑える
✔ 疲労軽減

「痛くなってから」ではなく、予防的に使う意識が重要です。

聞き取りやすく、操作状態が把握しやすい無線機・イヤホンマイク

無線機は基本的に「聞く」ための装備ですが、現場ではチャンネル設定や音量、バッテリー残量など、操作状態を目で確認する場面も少なくありません。

✔ 音声がクリア
✔ 周囲騒音に強い
✔ 長時間でも耳が痛くなりにくい

情報が正確に入ることで、不安や緊張が減ります。

高齢警備員が活躍し続ける現場をつくるために

高齢警備員が現場で力を発揮できない理由は、年齢そのものではなく、装備や環境が現場に合っていないことにあるケースが少なくありません。体力面や暑さ・寒さへの不安、視認性や連絡手段への懸念といった点も、装備を見直すことで軽減できる部分があります。

高齢警備員が無理なく働ける環境を整えることは、熱中症や身体負担といったリスクへの備えにつながります。装備改善は、年齢を理由に配置を制限する前に、現場環境を見直すという選択肢を持つための基盤といえるでしょう。

すべての現場で同じ装備が必要なわけではありませんが、現場特性や警備員の年齢構成に応じて装備を調整することで、経験を活かした配置が可能になります。年齢で線を引くのではなく、現場と装備の組み合わせで考えることが、警備体制全体の安定につながります。

警備NEXT(警備ネクスト)では、現場で役立つ知識や警備員の声をこれからも発信していきます。日々の勤務に少しでも役立ててもらえたら幸いです。

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