警備員として働くことが決まったとき、多くの人が最初に戸惑うのが「入社時の書類って、こんなに多いの?」という点ではないでしょうか。
一般的な会社と比べて、警備員の入社時は提出書類が多く感じられることがあります。それは、警備の仕事が人々の安全や財産を守る、社会的責任の大きい職業だからです。
- なぜ警備員は提出書類が多いのか
- 入社時に必要な書類の具体的な内容
- 準備をスムーズに進めるコツ
- 提出までの流れ
以上について、これから警備員として働く方に向けてわかりやすく解説します。「何から手をつければいいかわからない」「不安がある」という方も、この記事を読み終えるころには全体像がつかめているはずです。
なぜ警備員は書類が多いの?
一般企業でも、入社時には住民票や保険関係の書類を提出します。
警備業務の場合はそれに加えて、
- 身元が明確であること
- 健康面に問題がないこと
- 各種手続きが正確に行われていること
をより厳密に確認する必要があります。
警備員は、施設・道路・イベントなどで人の安全を守る立場にあるため、警備会社では法令や社内ルールに基づき、提出書類が多くなる傾向があります。とはいえ、必要な書類の多くは事前に案内されるものなので安心ください。
ただし、あらかじめ内容を知っておくことで、準備はぐっとラクになります。
入社時に必要な書類一覧(基本)
ここからは、多くの警備会社で求められる代表的な書類を紹介します。
※会社や勤務内容によって追加・省略される場合があるため、必ず案内内容を確認してください。

① 住民票(本籍地記載)
何のため?
現在の住所を確認するためと、本人確認のために必要です。
多くの場合、本籍地が記載されたものが求められます。
準備方法
市区町村役場の窓口やオンラインで取得できます。
手数料がかかる場合があります。
注意点
一般の住民票は本籍地が省略されているので、必ず「本籍地が記載されたもの」を用意しましょう。
② 身分証明書(警察発行のもの)
何のため?
名前・生年月日・本籍地など、あなたの身元を公的に証明するための書類です。
代表的な例
警察署で発行される身分証明書
※健康保険証や運転免許証はここでは「身分証明書」とみなされない場合があります。
必ず会社の案内を確認しましょう。
③ 身元保証書
何のため?
あなたが仕事を始めた後、会社が安心して雇用できるように、保証人を立てるための書類です。
警備会社では保証人を2名求められることが多いとされています。
ポイント
保証人の署名・捺印が必要です。
連絡先や続柄などの記入が求められます。
④ 誓約書
何のため?
会社のルールや守秘義務などを守ることを約束する書類です。
会社から配布される書式に、署名・捺印して提出します。
⑤ 健康診断書
何のため?
警備の仕事は体力・健康が重要になります。そのため、業務に支障がない健康状態であることの証明として提出が必要です。
準備方法
・会社指定の医療機関で受診
・自分で病院を受診して提出
費用負担(会社 or 自己負担)は事前に確認しましょう。
⑥ 社会保険関係の書類
主な書類
・年金手帳
・雇用保険被保険者証(前職がある場合)
社会保険・雇用保険の加入手続きに必要です。
⑦ 年末調整関係の書類
主な書類
・源泉徴収票(転職の場合)
・扶養控除等申告書(会社配布)
税金計算に必要なため、正確な提出が求められます。
⑧ 車両・運転関連書類(該当者のみ)
必要になるケース
・車両での巡回
・輸送警備など
代表的な書類
・運転記録証明書
・運転免許証コピー
・車検証コピー
・任意保険証コピー
⑨ マイナンバーのコピー
何のため?
社会保険や税金関連の手続きで必要になります。
※マイナンバー通知カードでもOKな場合があります。
⑩ その他、会社独自書類
警備会社によっては、独自の書類が必要な場合もあります。
案内された書類はすべて確認し、期限内に提出しましょう。
書類の準備がラクになるコツ
ここからは、書類をそろえるときのコツや注意点を紹介します。
項目ごとにフォルダで管理する
書類が多いので、フォルダやファイルで整理しておくと見落としを防げます。
提出期限ごとに分けておくと、提出漏れの心配が少なくなります。
役所の手続きは余裕をもって
役所で取得する書類(住民票・身分証明など)は、平日のみの対応です。
事前に時間を見て準備しておくと安心です。
不明な点は早めに会社に確認
「これって必要?」と思ったら、迷わず会社の採用担当に聞きましょう。
書類の提出期限や提出方法は会社ごとに違うことがあります。
提出の流れをステップで解説
ここからは、応募〜提出完了までの流れをわかりやすくまとめます。
Step1|応募・内定
面接時や内定時に、必要な書類一覧が配布されます。会社から案内されたものをまず確認しましょう。
(応募時の書類については別途案内がありますが、ここでは入社確定後の準備を中心に扱います)
Step2|書類の準備
一覧に沿って、住民票・身分証明書・健康診断書などを揃えます。
役所で取得する書類や健康診断は日数がかかることがあるので、早めの行動がカギです。
Step3|会社から配布された書類に記入
身元保証書や誓約書など会社指定の書類には、必要事項を丁寧に書きましょう。
記入漏れがあると受理できないこともあります。
Step4|提出・確認
準備した書類を締め切りまでに提出します。
会社の採用担当が確認後、修正依頼や追加提出がある場合は早めに対応しましょう。
Step5|入社日・研修へ
書類がそろうと、入社日が確定します。
入社後は新任教育があり、警備員としての知識・技能を学びます。

よくある質問(Q&A)
Q1|住民票と身分証明書って同じじゃないの?
A|違います!
住民票は住所・本籍などを確認する書類、身分証明書は本人の身元を証明する公的な書類です。
混同しないようにしましょう。
Q2|健康診断書は必ず必要?
A|基本的には必要です。
体力や健康状態を確認するために提出します。
病院指定がある場合は、会社案内に従いましょう。
Q3|書類の提出期限を過ぎたらどうなる?
A|基本的に期限内提出が求められます。
提出漏れがあると、入社手続きが遅れたり、最悪の場合は内定取り消しになる可能性もあります。
不安があれば早めに会社に相談しましょう。
まとめ
警備員の入社書類は多く感じるかもしれませんが、それぞれに明確な目的と意味があります。
本記事で紹介したように、入社時に必要な書類は大きく分けて次の3つに分類できます。
・本人確認・身元確認に関する書類(住民票、身分証明書、身元保証書など)
・健康・勤務に関する書類(健康診断書、誓約書など)
・給与・社会保険・税務に関する書類(年金手帳、雇用保険被保険者証、マイナンバー、源泉徴収票など)
この全体像を知っておくだけでも、「次に何をすればいいか」が見えやすくなります。
- 早めに動く
- 不明点は確認する
この2点を意識するだけで、準備はスムーズに進みます。
書類の準備は、警備員としての仕事そのものではありませんが、この段階を丁寧に進めることが、安心して現場に立つための第一歩になります。しっかり準備を整えることで、研修や現場に集中でき、自信を持って警備員としてのスタートを切ることができるはずです。
これから警備員として新しい一歩を踏み出す方にとって、この記事が「何を準備すればいいか分かった」「少し不安が減った」そう感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。
警備の仕事は、経験を積むほどやりがいを感じられる仕事。
まずは入社準備をしっかり整え、安心して警備員デビューを迎えてください。
警備NEXT(警備ネクスト)では、現場で役立つ知識や警備員の声をこれからも発信していきます。日々の勤務に少しでも役立ててもらえたら幸いです。あなたの新しいスタートを、心から応援しています。