警備の仕事は「きつい」「大変」といったイメージを持たれることも少なくありません。しかし、実際に現場で働く警備員の多くは、仕事にやりがいを感じていることが分かりました。
警備業向け労務管理システム「プロキャス警備」を提供する株式会社PROCANが実施した調査によると、現役警備員の84.2%が「仕事にやりがいを感じる」と回答しました。一方で、職場に定着するための条件としては給与よりも「シフトの柔軟さ」など働きやすさが重視されていることも明らかになりました。
警備員はどのような瞬間にやりがいを感じ、どのような職場なら長く働きたいと考えているのでしょうか。調査結果から、警備員のリアルな意識を見ていきます。
出典|【現役警備員の意識調査】イメージより責任と知識が求められる仕事 8割超が「やりがいを感じる」職場定着の条件”給与”を抑えた1位は?(プロキャス警備)
警備員の84.2%が「仕事にやりがいを感じる」

調査では、警備員に「仕事にやりがいを感じるか」を尋ねると、
・強く感じる 40.9%
・やや感じる 43.3%
合計すると、84.2%が仕事にやりがいを感じているという結果となりました。
警備業は交通誘導や施設警備、イベント警備など、日常の安全を守る役割を担う仕事です。こうした社会的な役割の大きさが、やりがいにつながっていると考えられます。では、警備員はどのような瞬間にやりがいを感じているのでしょうか。調査では次の回答が多く挙げられました。
・仲間と協力して業務を終えたとき 42.8%
・感謝の言葉をもらったとき 42.0%
警備の現場では、トラブル対応や安全確保など、チームで連携して業務を行う場面が多くあります。仲間と協力して現場を無事に終えたときや、通行人や施設利用者から「ありがとう」と声をかけられたときに、仕事のやりがいを実感する警備員が多いようです。
約9割が「社会に貢献している」と実感

さらに、「警備の仕事で社会に貢献していると感じるか」という質問では、87.8%が「感じる」と回答しました。
警備業務は、事故やトラブルを未然に防ぐ役割を担う仕事です。
交通誘導や施設警備など、日常のさまざまな場面で安全を支える警備員の存在は、社会にとって欠かせないものと言えるでしょう。こうした仕事の社会的意義が、警備員自身のモチベーションにもつながっていることがうかがえます。
「想像以上に責任が重い」警備の仕事のリアル

今回の調査では、警備員として働いてみて感じた「イメージとの違い」についても聞いています。
多くの回答者が挙げたのは次のような点です。
・思ったより責任がある
・安全管理や法律の知識が必要
・判断力や臨機応変さが求められる
警備の仕事は単なる立哨や巡回だけではなく、警備業法や現場ルールを理解した上で、安全を守る判断を求められる仕事です。実際に働いてみて、その責任の大きさを実感する人も多いようです。
働き続けたい職場の条件1位は「シフトの柔軟さ」と「福利厚生の充実」

警備員に「働き続けたい職場の条件」を聞いたところ、次の結果となりました。
1位 シフト対応が柔軟 34.8%
同率 福利厚生が充実 34.8%
3位 安定して仕事がある 34.1%
「給与が高い(27.4%)」は重要な要素ではあるものの、それ以上に希望通りのシフトや働きやすい環境が重視されていることが分かります。
警備業界では夜勤や不規則な勤務が多いことから、生活スタイルに合わせて働ける環境が、職場定着の大きなポイントになっていると考えられます。
「ご苦労さま!」と声をかけてもらいたい有名人1位は?

今回の調査では、警備員が仕事にやりがいを感じる瞬間として「感謝の言葉をもらったとき」という回答が多く挙がりました。そこで、「もし有名人から“ご苦労さま!”と声をかけてもらえるなら、誰に言ってほしいか」を尋ねたところ、次のような結果となりました。
警備員が選ぶ「声をかけてもらいたい有名人」ランキング
1位 有村架純さん 29.9%
2位 大谷翔平さん 26.2%
3位 綾瀬はるかさん 25.0%
上位には、誠実で穏やかなイメージを持ち、人を励ます存在として広く知られる有名人が並びました。警備員の仕事は人知れず社会を支える場面も多く、こうした人物から声をかけられることで励まされると感じる人が多いようです。
警備員のやりがいを支える「人との関係」
今回の調査からは、警備の仕事に携わる多くの人が強い誇りと社会的使命感を持って働いていることが分かりました。やりがいや社会貢献を実感する背景には、
- 仲間との協力
- 利用者や通行人からの感謝の言葉
- 地域とのつながり
といった、人と人との関係性が大きく影響していることがうかがえます。
警備の仕事は、目立つ存在ではないかもしれません。しかし、日常の安全や安心を支えるという役割は、社会にとって欠かせないものです。
警備業界の課題とこれから
一方で、警備の現場には次のような課題も存在します。
- 体力的な負担
- 長時間労働
- 業務管理のアナログ運用
こうした課題に対しては、シフト管理や勤怠管理の効率化など、DXによる業務改善が今後の重要なテーマとなっています。警備業界では人材不足が続く中、「働きやすさ」と「やりがい」を両立できる現場づくりが求められていると言えるでしょう。
警備業界の働き方改善を支えるシステム

株式会社PROCANでは、警備業界特化型の労務管理システム「プロキャス警備」を提供しています。シフト管理、勤怠管理、給与計算などをクラウド上で一元管理することで、警備会社のバックオフィス業務を効率化し、警備員が安心して働ける環境づくりを支援しています。同社は今後も、警備業界の働き方改善や現場の声の発信を通じて、業界の発展に貢献していくとしています。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:現役警備員
回答数:164名
調査期間:2025年10月8日~9日
出典:プロキャス警備調べ(株式会社PROCAN)
警備NEXT(警備ネクスト)では、こうした労働市場データを踏まえ、警備業の採用・定着に役立つ情報を今後も発信してまいります。