警備業界特化の労務管理システム「プロキャス警備」は、現役警備員が語る熱中症対策の実態に関する第2弾調査結果を発表しました。本記事では、ファン付き作業着の支給実態や支援アイテムのニーズ、そして注目の抽選プレゼント情報を含め、現場のリアルな声を紹介します。あわせて、前回公表された【関連記事:第1弾調査(熱中症経験と基本的対策)】もぜひご覧ください。

ファン付き作業着の支給実態は“支給”と“自費購入”が拮抗

企業が装備支給に対応している一方で、同率の警備員が自己負担で購入しているという結果に。高価格帯のファン付き作業着は、支給があるかどうかで働く現場の快適さに大きな差が出るため、経済的な負担の偏りが課題として浮き彫りになりました。
「会社から支給されないと、熱中症対策も自己責任になってしまう」との声も寄せられ、支援の均一化が求められています。
支給してほしいアイテムNo.1は「冷感スプレー」

もっとも多くの票を集めたのは「冷感スプレー」。経験年数の高い隊員を中心にニーズが高く、簡単に使えて即効性があることがうかがえます。経験年数によって必要性を感じている対策グッズが異なる点にも注目です。支援は、経験や職務の特性に応じてカスタマイズできるよう現場のリアルな声を聞いてサポートする必要があるのかもしれません。
現場で困っていることは多岐にわたる

複数選択可能な質問項目では、以下のような回答が寄せられました。上位項目はいずれも回答率が30%前後であり、特定の課題ではなく“すべてが同時進行”であることが課題の複雑さを物語ります。困りごとに関しても、単一の対策ではなく、複合的で実態に即した支援策が不可欠です。
プレゼント実施中:熱中症対策詰め合わせグッズを抽選で5社に!

官民連携の「熱中症予防 声かけプロジェクト」に賛同するプロキャス警備では、現場を支える企業を応援すべく、熱中症対策グッズのプレゼントキャンペーンを実施中です。対象は警備業を営む法人。団体で、抽選で5社に「冷感スプレー」「ファン付き作業着」などの詰め合わせセットを進呈する内容となっています。ぜひこの機会に応募してみてはいかがでしょうか。
- 応募期間:2025年7月22日~8月8日
- 応募方法:専用応募フォームから必要事項を送信
- 当選通知:賞品の発送をもって代えさせていただきます
対策の仕組み化と支援の均一化が鍵となる
今回の調査結果からは、以下のような重要な示唆が得られました:
- 装備支給の有無にばらつきがあり、隊員の負担に差が出ている
- 若年層を中心に、冷感グッズなど気軽に使えるアイテムへのニーズが高い
- 暑さや飲料、休憩、装備など複数の困りごとが同時に存在
これらの実態から見えてくるのは、現場ごとの状況をしっかり可視化し、必要な対策を必要な人へ確実に届ける「仕組み」の重要性です。
出典:
【現役警備員に聞いた熱中症対策実態調査 第二弾】
ファン付き作業着は支給と自費が半々!支給希望No.1は「冷感スプレー」
