警備員が求めるシフトの特徴とは?現場の声から見えてきた理想の働き方

ホンネ調査

警備業界では、交通誘導、施設警備、雑踏警備など、業務内容や勤務時間帯が多様なため、シフトの組み方が働きやすさに直結します。今回、警備NEXTでは現場で働く警備員の方々を対象に「シフトに関する実態調査」を実施。
その結果から、働きやすさを実現するためのヒントが数多く見えてきました。

シフト希望の伝達方法、1位は「専用アプリ」

まず「勤務シフトの希望をどのように伝えているか」を尋ねたところ、最も多かったのは「専用のアプリ」25.2%。デジタルツールの導入が進み、警備業界にもデジタル化の波がしっかりと届いていることがわかります。
2位以下には「メール(23.7%)」「LINEなどのチャットアプリ(19.1%)」が続き、スマートフォンを活用したやり取りが主流になりつつあります。一方で、「紙(18.3%)」「電話(10.7%)」といった従来の方法も一定数活用されており、現場の環境や年齢層に応じた柔軟な運用が行われている様子がうかがえます。

約7割が「現在のシフトに満足」

「現在のシフトの組み方に満足しているか」という質問には、「非常に満足(21.4%)」「満足(47.3%)」と約7割が好意的に評価しました。この結果から、多くの現場でのシフト編成に一定の工夫や配慮がなされており、勤務スケジュールに対する不満が比較的少ないことがうかがえます。

警備員が理想とするシフトの特徴とは?

具体的に「どんなシフトの組み方が働きやすいと感じるか」を聞いたところ、最も多かった回答は「月間勤務日数・時間に偏りがない(40.5%)」でした。続いて「毎月のシフト希望が柔軟に通る(39.7%)」、「勤務日数が事前にわかる(35.9%)」など、計画性や公正さを重視する声が多く見られました。

これからのシフト管理は“公平性×柔軟性”が鍵に

今回の調査からは、警備業界においてもシフト管理のデジタル化が進みつつある一方で、柔軟で公平なシフト運用が働きやすさを左右していることが見えてきました。専用アプリの導入により、希望の提出・確認がスムーズになり、変更への対応も迅速化。業務の効率化と現場の満足度向上を両立する動きが広がっています。
今後は、さらなるシステム化や人員体制の見直しにより、より多くの警備員が安心して長く働ける職場環境の実現が期待されます。

引き続き「警備NEXT」では、警備業界で働く皆さまの“リアルな声”を調査し、業界の今とこれからをお伝えしてまいります。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:現役の警備員である20代以上の男女
サンプル数:131人
調査期間:2025年6月25日(水)~6月26日(木)
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